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4/26  「ミームを育む人類ー人工知能とSFー」    藤井太洋先生

・現在、将来における人工知能の「身体」を現実の社会に見出し、三十文字以内で記述せよ

 

義肢

・その「身体」が人間から奪う役割を示し(三十字以内)、具体的に記述せよ(四百字程度)

四肢を失ったことによるハンディキャップを補う役割

 

 現在の義肢は、技術的に作成が難しいことや、様々な問題点があることから、あまり普及していない。しかし、義肢に人工知能を搭載することにより、使用者の負担を取り除くことができると考える。

 まず義肢を選択する際には、

 

「外見の再現を中心に作る」か、「機能の再現を重視する」

 

かのどちらかを選ばなければいけない。

 

現在の「外見重視」の義肢は、動かすことによって生じる肌の微妙な変化等は再現することは出来ない。

しかし、もし人工知能を搭載することが出来れば、義肢の動きと連動して肌の色を変化させることが可能となり、使用者は義肢をより使用しやすくなる。

 

一方、現在の「機能重視」の義肢は、内蔵のモーターが重く、価格も高価だ。

そこで、人工知能を搭載し、モーターの役割を軽減することなどによりこれらの負担を減らすことが出来る。

 

また、義肢をうまく運用するためには、訓練をしなければならなかったり、肉体の変化を軽減させるなど、使用者の努力が多く必要になるが、人工知能を搭載すれば人工知能が使用者の代わりに判断し、義肢を人間に合わせることが可能である。

 

さらに、人工知能の搭載により、「外見」「機能」、二つの役割を同時に果たすことが期待できる。

将来的に、使用者に自分の足を使っている感覚を送ることも出来るようになれば、使用者の内面にプラスの要素になる可能性も秘めている。

 

このように、義肢に人工知能を搭載することにより、気軽に義肢を選択することができ、車椅子などの必要性も下がっていくだろう。

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